Vengineerの戯言

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MicroChipが買収したLegup Computingの技術をベースにしたSmartHLSというツールをアナウンス

はじめに

TwitterのTLに、下記のツイートが流れてきたので、あれ、MicroChipって、Legup Computing を買収していたよね。

と思って、Legup Computing のサイトに行ったら、そうだった

記録のために、サイトの画像を引用します。

f:id:Vengineer:20210904103810p:plain

vengineer.hatenablog.com

SmartHLS

MicroChip では、SmartHLSというプロダクトになったようですね。

SmartHLS Compiler | Microsemi

WindowsLinux 版があるようです。

MicroChipの github に、HSLのTutorialと例題がありますね。

github.com

  • Tutorial 1, 2, 3
  • AXI4-initiator
  • AXI4-target
  • sobel
  • udp_tx
  • fp_mult

おわりに

Xilinxは、投資先のAutoESLを買収して、Vivado HLSとしてリリースし、C++/SystemCをサポート(OpenCLはSDAccel)、その後、SD SoC => Vitis HSL になっています。(SystemCはもうサポートしていない?) Intel (Altera) は、OpenCLが最初でそれから、Intel HLS Compiler にて C++ をサポートしました。

そして、今回、MicroChipがLegup Computingを買収し、SmartHLSとしてC/C++をサポートしたということになりしたね。

C++に対しては、クラスライブラリとプラグマを使っている点については、どのHLSでも同じだと思います。

これら、HLSは無償(ライセンスは必要だが、費用は発生しない)です。各HLSは基本的には、自社のFPGAようなので無償にしても自社のFPGAを使うための道具なので問題ないんでしょうね。 ユーザーにとっても、HDLだけでなく、HLSも使えると選択肢が増えて嬉しいですね。