はじめに
Google Edge TPUに関して、ハードウェアに関して、ちょっとまとめてみます。
- Pixel 4 に搭載されている ASIC 内のEdge TPU
- Google Coral の Edge TPU
- Pixel 6に搭載されている Google Tensor 内のEdge TPU
Google Tensor の AI Benchmark は、この時点でトップです。
細かいところでいろいろ
Multi-Chip Package
Google Tensorのデバイスドライバには、edgetpu-mcp.h なるファイルがあります。このファイルを覗いてみると、
- EdgeTPU multi-chip package management.
とあります。EDGETPU_HAS_MCPマクロが定義されている時のみ有効のようです。今回は定義されていないので、有効ではないようです。
X86 用
このファイルには、CONFIG_X86 というマクロを使っています。この部分は、Google Coral の Edge TPU 用でしょうか?
TILE 数
このファイルには、Edge TPU 内の TILES数が定義されています。FPGAのプロトタイプでは 4 TILES になっていますが、本物は 16 TILES になっています。
An Evaluation of Edge TPU Accelerators for Convolutional Neural Networks では、
- V1 : 800MHz、(4, 4)
- V2 : 1066MHz、(4, 4)
- V3 : 1066MHz、(4, 1)
とあります。そして、V2は 1066MHz ですが、Google Tensor の Edge TPU も 1066MHz のようです。