Vengineerの戯言

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Google Edge TPU の Update の経緯

@Vengineerの戯言 : Twitter
SystemVerilogの世界へようこそすべては、SystemC v0.9公開から始まった

2019年3月:Google Edge TPU販売開始

DevBoard と USBドングル、arm32 / arm64 / x86-64 の Debian系のUbuntuで動作

この時点では、コンパイラは オンライン

2019年4月:Google Edge TPUのModel Compilerに制約がなくなった

この時点で、コンパイラでのモデルの制約がなくなった

2019年6月:Google Edge TPUの offline compiler

コンパイラがオンラインからオフラインになり、手元でコンパイルできるように。

2019年6月:Edge TPUのPCIeカード

DevBoardとUSBドングルから PCIeカードもリリースされました

2019年6月:Google Edge TPUで、TensorFlow Liteを使う例!

この時点では、Edge TPU Delegate ではなく、resolver.AddCustom(edgetpu::kCustomOp, edgetpu::RegisterCustomOp()) にて、CustomOpを追加する方法で実装しています。

2019年7月:Edge TPU CompilerがUpdate

  • New on-device transfer learning APIs
  • post-training quant support
  • new TF Lite delegate

ここで、Delegate が投入されました。また、post-training qaunt もサポート

2019年9月:Google Edge TPU : September 2019 Updates

  • New Debian packages
  • Updated Edge TPU Compiler
  • Updated Edge TPU Python library
  • New GitHub repositories

ソースコードが、Github に移動

2019年10年:CoralがBetaでなくなった

ここでやっと、Betaでなくなった。ボードもいろいろと。

  • Edge TPU DevBoard : 149.99 ドル
  • SOM : 114.99 ドル
  • USB Accelerator : 74.99 ドル
  • Mini PCIe : 34.99 ドル
  • M.2 A+E key : 34.99 ドル
  • M.2 B+M key : 34.99 ドル

2019年11月:Google Edge TPU : coral.ai になったのと、November 2019 Update

ドメインが coral.ai に。

Dev Board と USB Accelerator はあくまでもプロトタイプ用で製品にするときは、Mini PCIe Accelerator、M.2 Accelerator、SoMを使うんだって。

DevBoardでは、OpenCV and OpenCLをサポート。

2020年1月:Google Edge TPUファミリーが増えた

Murata製のCoral Accelerator Module

2020年1月:Google Edge TPUの定期アップデート:January 2020 Updates

WindowsMac でも使えるようになった

2020年4月:複数Google Edge TPUで Pipeline実行できるようになった

複数のUSBドングルにて、パイプライン処理ができるようになった。

 

昨年(2019年)3月12日に書いたこのブログ

vengineer.hatenablog.com

Google Edge TPU が他を全滅させるが、、ですが、1年間でこんなにも多くのUpdateをしている Google Edge TPU。では、他の Edge デバイスはどうでしょうか?ほとんどアップデートされていませんよね。。

エコシステムを持っていないと、アップデートをする意味があまりないんでしょね。

Google Edge TPUは、TensorFlow、TensorFlow Lite のアップデートにあわせて、いろいろとアップデートしているんだと思います。

そう、

ディープラーニングは、エコシステムがすべて

ですから。。。