はじめに
AMD(Xilinx)が Versal AI Edge Series Gen 2 を発表しました。
Versal AI Edge Series Gen 2 なのは、AI Enginer が 第二世代になったからなのでしょうか?
Versal AI Edge Series Gen 2
下図は、サイトからのものです。説明のために引用します。
- Arm Cortex-A78 x 8
- Arm Cortex-R52 10
も入っています。Versal AI Edge では、下図のようになっています。説明のために引用します。
- Cortex A72 x 2
- Cortex R5F x 2
なので、爆増ですね。
並べてみました。
こうしてみると、Gen 2 は、リッチな組み込みSoC ですね。
CPUコアは、
- 2VE3304 : 4 / 4
- 2VE3358 : 8 / 10
- 2VE3504 : 4 / 4
- 2VE3558 : 8 / 10
- 2VE3804 : 4 / 4
- 2VE3858 : 8 / 10
AIE-ML v2
New AIE-ML v2 tiles designed to deliver 2X compute/tile compared to previous generation, robust energy efficiency, and new native data types—including MX6 & MX9 designed to boost throughput & performance/watt.
とあります。
- 性能は、2倍/tile
- MX6/MX9 をサポート
AI性能 (2VE3304) : 24個
- INT8 TOP (Dense) : 31
- INT TOPS (Max Sparsity) : 31
- MX6 TOPS (Dense) : 61
おわりに
どうやら、3種類の die がありそうですね。
- 2VE3304/2VE3358 : AI-ML v2 (24)/ PL (206,920)
- 2VE3504/2VE3558 : AI-ML v2 (80)/ PL (492,188)
- 2VE3804/2VE3859 : AI-ML v2 (144) / PL (543,104)
一番小さいのが 2VE3304 で、
- Cortex-A78 x 4 + Cortex-R52 x 4
- AI-ML v2 (24) : 31 TOPS
- PL (206,920)
ですね。
Cortex-A78 x 4 だと、Rapberry Pi 5 の Cortex-A76 x 4 よりリッチですね。
残念ながら、2VE3304/2VE3358 では、Microsoft の Windows 12 をサポートできる AI 性能(40 TOPS) を超えていませんね。。。
2VE3504 なら、80 TOPS ですが、これで Windows 12 PC を作ったら、お幾らになるんでしょうかね。