Vengineerの妄想

人生を妄想しています。

今年は、QEMU


SystemC Japan 2012の各セッションでは、SystemCを次の3つにおいて、利用していましたね。

アーキテクチャ探索(性能見積検証)
    ・ソフトウェア先行(早期)開発
    ・高位合成

最初の頃は、SystemCをアーキテクチャ探索に使っていました。
その後、数年前までは、ハードウェアの実装として、SystemCで高位合成はできるのか?が中心でした。
そして、ここ数年はARM SoCの台頭により、ソフトウェアの先行開発。

今回は、QEMUというソフトウェアエミュレータが加わわりました。
このQEMUを使うことで、SystemCのARM ISSより高速にソフトウェアを実行できるようになりました。

QEMUによりソフトウェアは高速に実行できるようになりましたが、
実際のハードウェアの動作精度にはなりません。精度を犠牲にし、速度を取ったので。

ソフトウェアの早期開発において、全てではないが、
その多くができるQEMUは今後のキー技術になるでしょう。

QEMUの事例として、
XilinxのZynqのQEMUについては、このブログにアップしているので参考にしてください。

検証、Verification、QEMU