@Vengineerの戯言 : Twitter
SystemVerilogの世界へようこそ、すべては、SystemC v0.9公開から始まった
一昨日と昨日のブログでは、MK2 GC200 と IPU-Machine M2000 について書きました。
今日は、IPU-Machine について、見ていきます。
え、IPU-Machine って、何?
そう、あたしも、IPU-Mahine M2000 を知ってから、再度、Graphcoreのサイトのこのブログを読み直して、気が付きました。
IPU-PODを気にかけていて、IPU-Machine のことを全く持ってスルーしていたわけです。
IPU-Pod は、32 1U IPU-Machines から構成される、とあります。
IPU-Machine には、4個の Collossus GC2 IPU (現在のMK1)が載っていると。
その写真がこのブログに載っています(記録のために画像を引用します)
この写真を見ると分かるのですが、1Uサーバー内には、MK1が4個と、何かのSoCが2個、各SoCにはDRAMが2つ付いています。
そうです。IPU-Machine M2000 は、この IPU-Machine の改善版だったのです。
それから、下図(記録のために引用します)にあるように、IPU-PODは最大32個接続でき、4096 IPU 個まで増やせます。これは、IPU-Machine M2000 を16個搭載して、IPU-POD64を1000個までスケールできるもののベースになっていますね。
最後に、ブログの最初にある下図(記録のために、引用します)
ここに写っているのが、IPU-Machine & IPU-POD です。
左側から順にPCIe Cardコネクタ、GbE x8、4つのコネクタ、IPU-LINKS(上下に4つ接続、GbE x8 が並んでいます。これ、IPU-Machine M2000 と基本的に同じです。
GbE x8 は、IPU-SYNC 。2組あるのは、SoCが2つだから。
4つのコネクタは、IPU-GWLINKS。4つあるのは、SoCが2つだから。
IPU-LINKSが4個なのは、4個のMK1が載っているので、
右側のGbEは、もう一つのSoCからの IPU-SYNC
になりそうです。
ということで、IPU-Machine M2000 は、この IPU-Machine をベースに、SoCを1つにしたものだと思います。
IPU-Machine M2000 があたかも全く新しいものとして宣伝しているのは、単体で販売するからだと思います。IPU-Machine単体ではなく、IPU-PODでの販売だったので。。。
となると、Graphcoreは最初から、IPU-PODを売りたかったんだけど、クラウドベンダーにIPU-PODがなかなか売れなかったので、DELLサーバーに8枚のPCIeカードを差したものをリリースし、クラウドベンダーに入れてもらっていた。
でも、16個を超えるIPU(DELLサーバー)を使うのは、IPU-POD になるので、IPU-Machine M2000とIPU-POD64を発表した。
必要なら、MK2用の PCIeカードを販売すればいいだけなので。。。
ということで、3日間にかけて、先週突如発表になったと思っている Graphcore の MK2 GC200 と IPU-Machine M2000 および IPU-POD64 とその前に発表していてた IPU-Machine と IPU-POD からいろいろと調べてみました。
お楽しみいただけたでしょうか?
終わり。