はじめに
最新のIntel ATOMである Jasper Lake については、下記のブログに書きました。
Japser Lakeの CPUコアは、Tremont です。この Tremont を搭載しているのは、発売時期順に
- Lakefield
- Jasper Lake
- Snow Ridge (サーバー向け)
- Elkhart Lake (組み込み向け)
Snow RidgeとElkhart Lake には、L3キャッシュは載っていないようです。
Lakefield との比較
Lakefield は、
- CPU : 1 + 4 (5)、Max 3.0GHz
- GPU : UHD Graphics (Core i5 16G7 は EU 64 / Core i3 L13G4 は EU 48)
- Cache : L2 1.5MB/ L3 4MB
Jasper Lake は、
両方とも Cache は同じですね。
Lakefieldは、EOL宣言されていますね;。
Lakefield の詳細
下図は上記の記事からの引用です。(説明のために引用します)。この図から L3 Cache は、LLC なんですね。4個の Tremont Cores と 1個の Sunny Cove Core で共用のようです。
Alder Lake との比較
Alder Lake (8 x P Cores + 8 E-Cores) の die 写真をこのツイートから説明のために引用します。この写真から P-Cores である Golden Cove を 1つにし、16x PCIe Gen4 Lanes および 4x PCIe 4 Lanes を削除し、DDR5 を DDR4 なので Lakefield っぽい。つまり、Lakefield は Alder Lake への準備だった気がする。
Alder Lakeでは、Ring Agent で各CPUコア間を接続しているが、Lakefield の場合は、P Core の Sunny Cove と 4 x E-Cores の Tremont が 1つの LLC (4MB)を共用する感じですかね。
おわりに
Intel ATOM用CPUコア、Lakefield => Jasper Lake => Alder Lake の E-Cores と繋がっていますね。Intel としては珍しいと思います。。。