はじめに
いつもやっている雑談の中で、Esperanto TechnologiesがRapidusと2nmでchipletとあるのどうして?と思って調べてみたら、出てきました。
RapidusとEsperanto、2nmプロセスでのAI半導体製造に向けたMOUを締結 | TECH+(テックプラス)
ET-SoC‐2xを4nmで開発中。Samples 2H 2025と。これが chiplet なので、2nm でも chiplet ができると。
ET-SoC-2x とは?
下図は、上記の記事からです。説明のために引用します。
ET-SoC-1の ET-Minion 1 の 1024個を 4つの chiplet に分けて、動作周波数を 2GHz にするというものですかね。
性能は、100 TOp (int8) => 256 TFlops FP8/Int8 per chiplet なので、この時点で 2.56倍ですね。。。
下記のあたしのブログによると、ET-SoC-1では、「139 TOPS (INT8) @ 1.0GHz」になっていますね。
となると、動作周波数は、
- 100/139 = 720MHz
ぐらいですね。
2.0/0.72 = 2.77 倍
なので、まー、動作周波数が上がっただけと考えてよさそうですね。2 * 100/256 = 0.78 (780MHz)
ET-SoC-3x
2nm で chiplet を作ると、コア数が倍になるっぽい。
Sample 2H 2026
下記の記事によると、Rapidus の 2nm の量産は、2027年に
あれ、Sample 2H 2026 と Rapidus 量産 2027 で、あっているの?
おわりに
下記のタイトル。
あたしは、
chiplet の件
— Vengineerの妄想 (@Vengineer) 2024年7月3日
既にたくさん売れているところがやるのなら、
chipletではない(開発費+単価の総和)
>
各chipletの開発費の総和+各chipletの単価の総和
が成り立つが、全然売れていない会社がやっても、
売れていないのだから、意味ないでしょう。
だと思っているので、最先端プロセスでは、
ぐらいしか、chiplet 作っても儲からないのでは?と思っています。