Vengineerの妄想

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TenstorrentのGrendelについての現時点でのまとめ

はじめに

Grok 4 Fast Beta さんに、

  • Tenstorrent の Grendel について、

まとめてもらいましたので、記録に残します。

Grendelチップについて

TenstorrentのGrendelは、ロードマップの次世代AIアクセラレータ(おそらくGen 3またはGen 4相当)で、マルチチップレットアーキテクチャを採用したハイブリッド設計です。Blackhole(Gen 3)の後継として位置づけられ、高性能RISC-V CPUコアとAI/MLコアを分離し、汎用コンピューティングとAIワークロードの統合を目指しています。オープンソースソフトウェア(Buda, Metalium)と連携し、スケーラブルなスケールアウトを重視。2025年10月時点では開発中ですが、GitHub上でconfigファイルやPRが最近発見され、着実に進展しています。

アーキテクチャの概要

  • チップレット構成: CPU chiplet(高性能RISC-Vコア)、ML chiplet(Tensix AIコア)、I/O chiplet、Memory chipletの組み合わせ。メッシュトポロジーNoC(Network-on-Chip)で接続され、2TB/sのdie-to-dieインターフェースを活用。
  • CPU部分: in-house設計のAscalon RISC-Vコア(64-128コア、8-wide out-of-order、64-bit、2x256-bit vector units)。各コアは1.2mm²で、Appleの旧Cyclone相当の性能。8コアクラスタで8MB L2キャッシュ共有。Linux実行可能で、HPC/AI向け。
  • AI部分: Tensixコア(32-64 units、各々に5つのbaby RISC-Vコア:3つでcompute kernel、2つでrouter)。合計725-752のtiny baby RISC-Vコアで制御/スケジューリング/データ移動を担う。SRAM 1-2MB/コア、tensor/SIMD演算ユニット、sparsity/conditional execution対応。
  • メモリ/ネットワーキング: GDDR7(8-24 units、freq 1250MHz)、LPDDR/GDDR対応。16x400G Ethernetスイッチでスケールアウト。No HBM使用でコスト低減(60% gross margin目標)。

スペック例(バリエーションによる)

バリエーション Tensixコア数 クロック (MHz) GDDR7数 Ramp Penalty 備考
Q1_S1 32 - 8 50 基本構成
Q1_A1 32 1200 16 50 高メモリ
Q2_A2 64 1200 24 100 高性能
  • プロセス: TSMC 4nm/3nm-class or Samsung SF4X(低コスト重視)。
  • 性能: Blackholeからの向上(e.g., 774 TFLOPS FP8相当の進化)。INT8で1 POPS超の推定。sparsity/動的ルーティングで脳-like効率(モデル2%活性化)。

タイムラインとステータス(2025年10月時点)

  • 開発経緯: 2022-2023年発表時、Blackhole後1年でテープアウト予定(2023)。2024年Hot ChipsでGen3として言及、ソフトウェア最適化(latency低減、Llama 3.1 70B inferenceデモ)と並行。
  • 2025年更新: GitHubのtt-umdリポジトリでconfig/all_archs.yaml(6ヶ月前追加)とPR#1241にGrendel実装の痕跡。CPU/ML chiplet開発中、I/O/Memoryは外部調達か。Series D資金(2024年12月、26億ドル評価)で加速中だが、リリースは2026年以降の可能性高く、IPライセンスも視野。
  • 課題/展望: ソフトウェアスタック(PyTorch/JAX対応、GCCベースkernel分割)の成熟が鍵。NVIDIA脱却の有力候補として、RISC-V IP販売も強化。

GrendelはTenstorrentの「AIのためのコンピュータ」ビジョンを体現し、Quasar/Athenaと並ぶフラッグシップ。詳細は公式ロードマップ更新待ちですが、開発者コミュニティ(Discord/GitHub)で活発です。

おわりに

Grok 4 Fast Beta さん

あたしの調べたものを取り込んでくれているので、嬉しいです。

追記)、2025.10.25

www.youtube.com

上記の最後のスライドに、Grendel が載っていました。