はじめに
先日、学んだ、FinFETからGAAになると、
- Ioff(漏れ電流)
- SS(Subthreshold Swing)
- DIBL(Drain Induced Barrier
が大幅に改善されたようですが、
GAA から CFET になると、どうなるのかを、Grok 4.1 さんに聞いてみた
GAAからCFETになると、Ioff/SS/DIBL は、どうなるの?
GAA(Gate-All-Around、ナノシートベース)からCFET(Complementary FET、NMOS/PMOS垂直スタック構造)への移行は、主に密度向上(2倍近く)と回路設計の柔軟性を目的としたもので、静電制御の根本的な強化ではないため、Ioff(漏れ電流)、SS(Subthreshold Swing)、DIBL(Drain Induced Barrier Lowering) の変化は限定的です。以下に、業界論文/レビュー(2025-2026年時点のデータベース)に基づく予測をまとめます。CFETはまだ研究/初期量産段階(TSMC/Intel/Samsungで2027-2030年頃本格化)で、定量データが少ない点に注意。
CFETの全体像(GAA比)
- 基本的な変化点:CFETはGAAのナノシートをベースにNMOS/PMOSを垂直スタックするため、チャネル制御はGAAとほぼ同等。静電制御の強化は少なく、SS/DIBL/Ioffの大幅改善は期待薄
19 </grok:render]。ただし、スタック最適化(例:BOX層挿入、ハイブリッドチャネル)で微改善可能。 - 利点の焦点:面積縮小(CGP半減)とPPA(Power-Performance-Area)向上。漏れ関連パラメータは同等か低減傾向だが、熱問題や寄生容量増加が課題。
- デメリットの可能性:スタックによる熱蓄積でIoffが増えやすい場合あり(変動性考慮時)。
| パラメータ | GAAの典型値(3nm/2nmクラス) | CFETの典型値(シミュ/実験値) | GAA比の変化傾向 | 主な理由・参考 |
|---|---|---|---|---|
| SS (mV/dec) | 65〜70(Boltzmann限界近く) | 65〜75(nFET:75, pFET:73例) | 同等か微悪化(5-10%増のケース) 一部で改善(steep SS報告) |
スタックで電界干渉が増える可能性 |
| DIBL (mV/V) | 40〜50 | 42〜50(nFET:50, pFET:45例) | 同等か微低減(減少報告あり) FinFET比では明確に優位(20-50%低減) |
スタック分離でソース/ドレイン干渉低減 |
| Ioff (A/μm) | 10^{-10}〜10^{-9}レベル | 同等か低減(minimized Ioff報告) | 低減傾向(漏れ低、Ion/Ioff 6桁以上) 変動性で増大リスクあり |
優れたゲート制御で低漏れ維持 |
詳細説明(なぜこの変化?)
- SSの変化:GAAすでに理想値近くなので、CFETでさらに下げる余地少ない。スタックによるNMOS/PMOS干渉でSSがやや悪化するシミュ報告あり
13 </grok:render](例:Fin幅減少でSS低減だが、GAA比微妙)。ただ、2D材料(MoS2/WSe2)使用のCFETでチャネルスケーリング限界突破と改善例あり14 </grok:render]。 - DIBLの変化:GAAの全周囲制御を継承し、スタックで追加の障壁(BOX層)が入るため微低減
0 </grok:render]。FinFET比では明確に優位(DIBL 42 mV/V例 vs FinFETの70+)19 </grok:render]。 - Ioffの変化:SS/DIBL同等なのでIoffも同等基調だが、低漏れ設計(例:VTH増加)で最小化可能
13 </grok:render]。全体でIon/Ioff比向上(高駆動・低漏れ)23 </grok:render]。ただ、デザイン時/ランタイム変動(熱、プロセスばらつき)でIoff増大リスクあり21 </grok:render](SRAM信頼性低下)。
一言まとめ
GAAからCFETになると、Ioff/SS/DIBLは基本的に同等レベルを維持(微改善の報告多数)で、大幅低減は期待しにくい。CFETの真価は密度/回路効率向上にあり、漏れ関連はGAAの強みを継承しつつ最適化次第。
おわりに
GAA => CFET になると、
- 密度/回路効率向上
が目的なんだね。。。