Vengineerの戯言

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AWS Graviton 3Eは、Arm Neoverse V2かな?

はじめに

AWSは、自社のイベント AWS re:Invent 2022 にて、Graviton 3Eを発表しました。

pc.watch.impress.co.jp

AWS launches Graviton3E, its new Arm-based chip for HPC workloads • TechCrunch

Graviton 3 は、Arm Neoverse V1だった

昨年の AWS re:invent 2021 にて、Graviton 3が発表されました。

vengineer.hatenablog.com

  • 7 die
  • どうやら、パッケージは、Intel。となると、die 間は、EMIB ?
  • Arm Neoverse V1 x 64コア (Graviton2 は、Neoverse N1 x 64コア)、TSMCの7nm/5nmで製造可能な設計、メモリはDDR5ないしはHBMに対応し、I/O周りもPCI Express Gen 5とCLX 1.1に対応している。
  • DDR5 x 8枚、4 die
  • PCIe Gen5、2 die (こちら、Intel FPGAのAgilexのR-Tile(PCIe) は、Gen5 x 16 EP/RPなので、これを使っているとか?ないだろうか)

だった。

Graviton 3E は?

Graviton 3EはGraviton3よりも最大35%早いベクトル命令処理を兼ね備えたGravitonシリーズのチップ。とあるので、Arm Neoverse V1 => V2 になったんですかね。

eetimes.itmedia.co.jp

  • 2MB private L2 Cache
  • SVE2 4 x 128b
  • BF16, Int8 MatMul

になっている?

DDR5とPCIe Gen5 の die はそのまま使えそうなので、開発期間は短くできそうですね。

おわりに

AWSの Graviton 3 => Graviton 3E になるようですが、そんなに早く開発しなくてもいいんじゃないかと思いました。

Graviton 3 は、Neoverse V1、Graviton 3E が Neoverse V2 となると、来年のCPUコアなんでしょうかね。Armからの発表が無いですよ。。。どうしますか?

ちなみに、Neoverse V2を使用しているのは、NVIDIA Grace もありますね。

参考ブログ

Graviton 3は、Intel EMIB を使っているの?

www.semiconductor-digest.com

追記)、2022.12.09

Graviton 3E は、基本的には Graviton 3 と同じ die っぽいですね。

pc.watch.impress.co.jp