はじめに
NVIDIAのThorについて、調べていたら、面白い資料を見つけたので記録に残します。
- Jetson T5000 and Jetson AGX Orin Series Interface Comparison and Migration
ここにあります。
I/O の比較
下図は、上記の資料にありました。説明のために引用します。


- I2C : 8 => 12
- I2S : 4 => 5
- UART : 5 => 4
- CAN : 2 => 4
- PCIe : 22 => 8
- HDMI/DP : 1 => 4
- GbE : 10GbE x 1 => 25GbE x 4
PCIe
- PCIe Gen 4: 2 x8, 1 x4, 2 x1
- Only 2 x8 has Endpoint support | 1 lane of 1 x8 shared with MGBE
から
- (up to) GEN5 | Root Port only – C1 (x1) and C3 (x2) | Dual Mode – C4 (x8), C5 (x4), C2 (x1)
- Up to 8 lanes PCIe Gen 5
下記の表に、それぞれのPCIe Configurationが載っています。


Storage
- 64GB eMMC => External Storage (NVMe via PCIe)
これ、NVMe via PCIe なので、上記の PCIe の 8 lane の内、4 lane 使うということ?
上記の図では、Orinには、eMMC が載っていますが、T5000には無いですね。となると、やっぱり、PCIe 経由になるということですかね。
Module Carrier Board
このドキュメントは、SoCとしてのドキュメントではなく、モジュールとしてのドキュメントになるんでしょうね。
もうちょっと調べてみたら、
- NVIDIA Jetson Thor Module Carrier Board
というドキュメントに下図がありました。説明のために引用します。

- M.2 Key E Socket : WIFI/BT 用 (PCIe x 1 : C1, RP)
- M2 Key M Socket : NVMe 用 (UPHY Lanes [11:8]) (UPHY1 : Lane[3:0])
なので、UPHY1 の Lane[3:0] が NVMe 用ですね。。。
PCIe としては、UPHY0 の Lane[7:6] の PCIe x2 (C3), RP ですが、モジュールからは出ていなそうです。
もっと、調べたら、
- Jetson Thor Developer Kit Carrier Board Design Files
の中の
- P4071_A02_OrCAD_schematics(base_version).pdf
の中の下記の図に、UPHY0 の Lane[7:6] が出ているのを確認できました。説明のために引用します。

おわりに
拡張として、PCIe Gen5 x 2 の M.2 Key M Board を1枚させるんですね。