Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

European SystemC Users Group:プレゼンテーション資料(Mentor)

Verification Engineerの戯言

http://blogs.yahoo.co.jp/verification_engineer/3514321.html で紹介しました

15th European SystemC Users Groupのプレゼンテーション資料が公開されました。

http://www-ti.informatik.uni-tuebingen.de/~systemc/fifteenth_escugm.html

その中のMentorの資料では、SystemVerilogとSystemCのTLMモデルを混在して使用するときの
方法について説明しています。SystemVerilogのDPIを使うことでSystemCとの接続を行うようです。

Mentorは、AVM(Advanced Verification Methodology)というSystemCとSystemVerilogの両方で
利用できるライブラリをオープンソースで公開しています。

http://www.mentorg.co.jp/solution/sv/avm/index.html

今回のプレゼンテーション資料は、このAVMへの応用だと思います。
OSCI(http:://www.systemc.org)からSystemC 2.2正式版がリリースされ、TLM 2.0もDACで正式リリースされる予定です。
AVMの中では、SystemCとSystemVerilogは別々の環境として提供していますが、
2つの言語間での接続ができるようになれば、SystemCベースで開発したTLM環境にSystemVerilogの
TLMを適応することができます。つまり、SystemCからSystemVerilogへのスムースなつながりができるようになるのです。

実際に使えるようになるのは、AVMの次のバージョンになるのか、それとももう少し時間がかかるのか?