はじめに
下記の記事によると、432 Core な RISC-V Chip、Occamy が tape out されたようです。
1 die で、216 Core
下図を上記の記事から説明のために引用します。
2 die 構成で、1 die では、32 bit な 216 コア搭載されています。216 + 1 とあるので、1 はサポートプロセッサ的なものなんでしょうかね。
メモリは、HBM2e 16GB x 2 が パッケージに載っているようです。1 die で 16GB HBM2e って、少なくないですかね。。。3200Mbps だと帯域は 409.6GB/sです。1コア当たり、1GB/s 以下ですね。。。
GF 12LPP に実装していて、73mm2 (8mm x 9mm ぐらい)のようです。
Esperanto Technologies の ET-SoC-1 は、TSMC 7nmで開発しています。1088 + 4 個の RISC-V Core を搭載しています。die size は、これによると、570 mm2 のようです。Core 数は 1/5 で die size は 約8倍なので、Occamy には Cache はあんまり入っていない感じでしょうかね。
下記のツイートに、スライドが追加されていました。
Say hi to the Occamy @pulp_platform:
— Andreas Schilling 🇺🇦 (@aschilling) 2023年5月9日
- 434 RISC-V cores (2x 216+1)
- GF12LPP
- 73 mm²
- passive interposer (65nm, 26.3 x 23.05 mm)
- carrier PCB: 52.5 x 45 mm
- 768 GFLOPS @ 1 GHz @ 10 W pic.twitter.com/xqQBa4fB6m
これによると、die to die の接続では、~ 600 wires になっていて、配線の長さもそれなりにあるように見えます。
PULP Platform に、Occamy に関するページができていました
下図は、上記のページにある Occamy die の ブロック図です。説明のために引用します。親玉としては、CVA6 が居るようです。このCVA6でLinuxを動かすようです。
- Cluster = 8 + 1
- Group = 4 x Cluster
- Die = 6 x Group
(8 + 1) x 4 x 6 = 216 Cores
こちらのDATA2023の資料によると、
- GlobalFoundries
- AVERY design systems
- Rambus
- Micron
- Synopsys
のロゴが入っています。
- GlobalFoundries (technology access, expert advice, ecosystem enablement, and silicon budget)
- Rambus (HBM2e controller IP and integration support)
- Micron (HBM2e DRAMs supply and integration support)
- Synopsys (EDA tool licenses and support)
- Avery (HBM2e DRAM verification model)
とありました。
おわりに
民間企業での開発ではないので、それなりのものをそれなりのプロセスで作って確認するってかんじなんでしょうかね。。。