はじめに
このブログでは、かなり早い時期からTenstorrentについて取り上げています。
下記がこのブログでTenstorrentに関する記事です。お楽しみください。
Tenstorrent の検索結果 - Vengineerの妄想
Tenstorrentが開発したデバイスは、個人でも買える価格で販売しています。Grayskullに続き、Wormholeの販売を開始しました
- Grayskull : e75 ($599), e150 ($799)
- Wormhole : n150s($999), n300s ($1,399)
Grayskull については、下記に詳しく書いています。
今回は、Wormhole について、書いてみようと思います。
Wormhole
Wormhole と Grayskull の大きな違いは、Ethernetが付いているかどうかです。Grayskull は1チップでの動作が基本ですが、Wormholeは複数チップでの利用も可能です。
下図は、上記のWormholeのサイトからの画像を説明のために引用します。
- 上 : n150s($999)
- 下 : n300s ($1,399)
1個 => 2個の差分が $400です。となると、ベースのBoard部分は、$599 と考えていいんじゃないですか。
このBoardを動かすためには、
- CPU : x86_64
- PCIe 4.0 x16 slot, Dual-slot-width
- Memory : 64GB
- Storage : 100GB (>= 2TB recommended)
- Power Connectors : 4+4-pin EPS12V or 6+2-pin PCIe (if using Active Cooling Kit)
- Total Board Power : n150s (Up to 160W), n300s (Up to 300W)
- OS : Ubuntu 20.04
です。
GraySkullの時は、
- x86_64
- PCIe 4.0 x16, dual width
- Memory : 64GB
- Storage : 100GB (2TB以上を推奨)
- Power Connectors : PCIe 6+2-pin (e150のみ) and PCIe 6-pin
- Ubuntu 20.04 (かなり古い)
だったので同じですね。
ソフトウェア等は、GraySkull と同じなので、下記の記事も参考にしてください。
おわりに
Tenstorrent、
- Grayskull : e75 ($599)
- Grayskull : e150 ($799)
- Wormhole : n150s($999)
- Wormhole : n300s ($1,399)
とラインナップを広げてきましたね。
Samsung 4nmで開発中のBlackholeは、現在製造中のようですが、その前に、みんなに使ってもらう作戦をどんどん進めている感じですかね。