Vengineerの妄想(準備期間)

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SystemC Japan 2009:レポートその3

Verification Engineerの戯言

SystemC Japan 2009のレポート第3弾。
なお、このブログにセミナーの内容を書くことについては、事務局(EDA Express)から許可を得ています。

    仮想プラットフォームを用いた通信ようSoC開発事例 by 木村貞弘さん

最後のユーザー事例は、CoWareの事例発表での続きを追加したもの。

前半は、今まで発表した内容の復習。

  ①、ソフトウェア・ハードウエア協調検証環境
  ②、ソフトウェア先行開発環境
  ③、既存RTL資産への対応

①と②は、CoWareのPlatform Architectを利用して、③はCarbonを利用して。
ここまでの内容は、ESL User's Meeting 2008の発表内容のようです。

後半は、通信における対向モデルのシミュレーション時間をどう短縮するのか?

お決まりです。TLMにしないと速くなりません。で、どうしかのか?

ソフトウエアからはモデルを意識しないのがポイント。
無線を有線のバスモデルとして表現するアイデアには、関心しました。
後は、どのように実装するのか。ここではCoWareのModelDesignerを利用し、手間をかけずに作成。

最後は、仮想プラットフォームとFPGAを接続し、実機での対向検証をするためにどうしたのか?
モデルからFPGAへのドライバをコールするようにすることで、実現しています。
この部分は現在も実施中のようです。

P.S
この日記は、6月に「XXX写真集」が話題になった「hitomi」のスペシャル(GyaO)で聞きながら書きました。

検証、Verification、SystemC