Vengineerの妄想

人生を妄想しています。

「ゆとり」を得るには


トム・デマルコのゆとりの法則を久しぶりに読みました。
原書は2001年、日本語版は2001年11月。
アマゾンでは中古本が180円(先週は55円のものがありましたが)で売っています(送料は別)。
古いので、図書館でも見つかるでしょう。

確かに、一度は読んだはず、でも、全く覚えていません。
内容については自分で読むか、Google君に聞いてみてください。

日本語訳は「ゆとりの法則」ですが、原題は「Slack」です。
ASIC開発等で論理合成をしたことある人は、Slackと言えば、あのSlackです。

日本でも「ゆとり」が無くなってきています。ギリギリまでの人員削減。
何から何まで削減されて、エンジニアがやらなくてもいいことまでやるはめに。
そのために時間が無くなり、「ゆとり」も無くなっています。

「ゆとり」が無いと、考えられません。
なので、やっていることが作業に近くなります。
いえ、ほとんど作業になっています。
自分で考えないで、言われたことしかやりません。
いえ、やれません。
言われたこともやれないのに、他のことやっていては怒られます。
やらなくてはいけないことをやらないで、
遊んでばかりいるお子ちゃまと同じ状態です。

ではどうすれば、「ゆとり」ができるのでしょうか、

自分で考えなければいけません。自分の置かれている状況がどうなっていて、
それが自分にとって問題なのかどうか?

問題でないのならいいでしょう。

しかし、問題であるのなら、考えましょう。
どうしてそうなっているのか。そうなってしまったのか。

ここで他力のことだけをあげるのは簡単ですが、
そうするだけでは、ほぼ間違いなく、問題は解決しません。

自分で何ができる、何をすべきかを考えないと、ダメです。

問題はそこにあり続けます。

簡単に解決するものは、とっととやっつけておきましょう。
お仕事でも簡単なものは直ぐに、素早く、片付けましょう。
そうすれば、そのお仕事は無くなります。

問題も同じです。

直ぐに解決できない問題は、直ぐに解決できる問題になるまで分割しましょう。
大きな単位ではなかなか解決するのは難しいです。
そして、簡単に解決できるぐらいになった問題は、さっさと片付けましょう。

お仕事も同じです。

どんなに大きな問題もこれの繰り返しだと思います。
ただし、全体が解決するために必要な時間は、
問題の大きさや難易度などで違っています。

何もやらなければ、問題は解決しません(先送りという作戦がありますが。。。)

そうしないと、「ゆとり」は生まれません。

小さな問題のうちにさっさと片付ける、これがポイントです。
解決できたということで、次も頑張ろうという気持ちになれます。

小さな積み重ねが大きな成果(大きな問題を解決する)になるのです。

毎日、昨日より0.3%改善できれば、1年間で100%の改善になります。
つまり、2倍になっています。2倍になれば、「ゆとり」ができると思います。

さあ、あなたが「ゆとり」を得るために、行動しましょう!そうしましょう。
と、自分に言い聞かせて。