Vengineerの戯言

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

TenstorrentのGrendelはchiplet

はじめに

Tenstorrentは、あたしが今、一番気にしている会社です。

このブログでは下記のように11回も Tenstorrent を取り上げています。

その Tenstorrent の ML Computer戦略である Black hole と Grendel の情報がアップデートされました。

Black hole と Grendel は chiplet

下記のインタビュー記事に色々な情報がありました。

morethanmoore.substack.com

下記の図を説明のために引用します。

Black hole には、Die to Die が付いていて、RISC-V chiplet と接続して、Grendel になるようです。RISC-V chiplet には、LPDDR5 chiplet が2つ付き、1つのchipletには 4 channel の LPDDR5 が付く。

  • RISC-V chiplet には、128コア ( 32コア x 4クラスタ )
  • LPDDR5 は 6400Mbps x 64bit なので、51.2GB/s。8 channel で 409.6GB/s
  • クラスタ当たり、32コアでLPDDR5 x 2 channel = 102.4GB/s
  • D2D 間帯域は、2TB/s : (512GB/s x 双方向) x 2、512GB/s は UCIe Advanced Package は 4Tbps (512GB/s)相当
  • LPDDR5 x 4 channel は 51.2GB/s x 4 = 204.8GB。RISC-V chiplet <=> LPDDR5 chiplet の D2D 間帯域は 256GB/s あればOK

Black hole は 6nm、RISC-V chiplet は 3nm、LPDDR5 chiplet は Black hole の LPDDR5 部を切り出せばいいので 6nm でOK! Black hole と LPDDR5 chiplet を同じ6nm で作れば、RISC-V chiplet との接続確認はちょっと楽になる?

おわりに

上記のインタビューによると、Jim Keller san はエンジェル投資家だった模様。ということは、どこかの時点で、ML Accelerator => ML Computer になったのは自明だったのかな?と思いました。

まだまだ、妄想力が足りません。。。。